CD「光あるうちに」~鈴木信夫の詩による歌曲集~
鈴木信夫さんは7歳の時に「筋ジストロフィー」と診断され、20歳くらいまでの命と宣言される。
26歳頃からは人工呼吸器が手放せなくなったが、母の勧めで詩によって自分を表現する喜びを知る。
極限状態まで悩み苦しみ抜いた信夫さんは、それを経験した人にしか書けない世界を僅かに動く指先でPCに入力しながら言葉を紡いでいった。
40歳で生涯を閉じるまで、約2000篇の詩を書いた。いつしかその詩に癒やされる人が増えていく。
琴線に触れるこれらの詩に曲をつけることを新進気鋭の作曲家に依頼、10人の作曲家による計16曲の個性豊かな歌曲集が出来上がった。
難病の床にありながら、多くの人を救うために紡がれた詩には「死」の怖れを超越した優しさ、美しさ、強さが感じられる。
このCDに収録された歌曲が多くの人に聴かれ、歌われることを祈ります。
父・晄夫さんは、信夫さんの詩を整理し、ネット上に公開し続けている。
曲の一部がyou tubeにアップされていますので、お聞きください。
お母さん
風花ひとつ届けましょう
きっと大丈夫
海・いのち・みずのいろ
光あるうちに
お母さん
コーラス(かなりあ少年少女合唱団)
海・いのち・みずのいろ