更年期前と更年期突入で感じる大きなギャップに苦しむ人の特徴

  • 2019年3月28日
  • 2019年4月22日
  • 更年期
  • 166View
  • 0件

あなたは更年期がツライという話を聞いたことがありますか?実際のところ更年期は何がそんなにツライのかを理解している人は、意外に少ないかも知れませんね。

結論を先に言ってしまうと、更年期がツライのは・・「大きなギャップを感じるから」なのです。

更年期はいわば人生の岐路です。今までずっと守られていた女性ホルモンとの別れることになりますから当然といえば当然ですよね。

この女性ホルモンと別れることによる変化を受け入れていく過程が更年期と言えます。

正直、この変化を受け入れないとツライ結果が待っています。

女性なら全員経験する時期なのですが、環境や症状・対応などの影響で体感は非常に個人差が大きいのが現実です。

この大きなギャップに戸惑わない方法が一つだけあります。それは「事前に何が起こるか知っておく」ことです。

更年期を苦しく過ごすか、楽に過ごすかはあなたの選択次第だとすれば、あなたはどちらの道を進みたいでしょうか?

更年期はなぜ苦しいのか?

まず、自分にも他人にも理解しにくい点があります。医学的に明らかにここが悪いという所がないのに不調を感じているのが、更年期症状の特徴です。不定愁訴(ふていしゅうそ)とも言います。

カラダの器官に異常が出てるわけではないので、原因の特定が簡単ではありません。

医師としては、腫れや損傷など目に見える現象を検査しても発見できない所が辛い所です。

更年期に入ったかどうかはエストロゲンの量やエストロゲン分泌の指令を出す卵胞刺激ホルモン(FSH)の量を検査すればわかります。

また、更年期症状を訴えても、やはり温度差があるために

「こんなに辛いのに誰もわかってくれない」と

感じることもあるでしょう。病院に行ったとしても

「この程度の症状で苦しんでる人はたくさんいる。あなただけではありません」

と言われて傷つく患者さんがいることも残念ながら事実です。

患者さんの訴えている症状は、患者さんが感じている限りあります。それは事実ですが、医学的には判断しズラいのが本音です。

こうなってしまうのは、客観的に見て判断できる明確な材料がないからなのです。

判断できる材料は・・あなたの主観です。実はこれが最も重要なのです。

原因が明確にはないけれど、不調は確かに感じている。ここにギャップができます。

医師にこのギャップをうまく伝えたらいいのですが、残念ながら難しいのが現実です。患者さんの希望はこの不調をどうにか無くして、普通に戻りたい。

しかし、この普通の状態に戻りたいというのも、数値化できないために、どの程度回復させれば良いのかが曖昧になります。

更年期症状がどれだけ辛いのかも主観ですし、どれだけの痛みや不快感を感じているかも主観でしかありません。更年期症状が良くなったかどうかも主観が頼りなのです。

しかも、この症状が十人十色でそれぞれ違います。さらに言えばその日によって症状の強弱も変わってきます。

更年期前に出来ていたことができなくなる

人はセルフイメージを持っていて、更年期症状が出るまでは比較的若い頃のセルフイメージをそのまま持っている人が多いです。

セルフイメージとは自分で認識してる自分とでも言いましょうか。

人は「私は〇〇な人間だ」と言うセルフイメージを何種類も持っているものです。そのセルフイメージを通して、自分を見ているのです。

これは他人の変化には気づくのに自分自身の変化には気づきにくい理由の一つです。その変化を強制的に気付かされるのが更年期と言っても良いかもしれません。

例えば・・

老化する身体

体脂肪の増加します。エストロゲンが減って来るとコレステロール値が上がりやすく、太りやすくなります。

筋力の低下

顔の表情も筋肉に大きな影響を受けています。顔のたるみなどは典型ですね。

生理サイクルが不定期になる

生理周期は女性ホルモンによってコントロールされています。更年期はこの女性ホルモンが安定しませんから生理周期も安定しません。

早く来る人や遅くなる人。数ヶ月来なくて、来たと思ったら今度は短い周期できたりする人。閉経までずっと順調にきて、ある日いきなり来なくなり、そのまま閉経する人もいます。

化粧負けするようになった

潤いを保つ働きも女性ホルモンは持っています。

眠れなくなる

多汗やのぼせが原因の場合もあれば、うつ症状によるネガティヴな思考の連鎖で寝れない場合もあります。

仕事がうまくいかなくなる

バリバリのキャリアウーマンほど、ギャップを味わうことになりやすいです。多くの決断や判断することをこれまでやって来た人が多いでしょうし。

長時間労働を苦にせずやって来たかもしれません。しかし、更年期になると、物忘れが激しくなったり、決断することができなくなったり、疲れやすくなります。

感情的になってコントロールできなくなって、人間関係がギクシャクしやすい時期です。

ライフスタイルの変化もあります。引越し、昇進、子供の巣立ち、親の介護などは典型と言えます。

ギャップに反応する(頑張ったり、抵抗したり)

ganbaru

心配性な人や生真面目な人ほど要注意です。心配性の人は精神的に更年期症状が出やすい特徴があります。

生真面目な人ほど、「自分の理想」を追いかけて「もっとできるはず」と無理に無理を重ねてしまう傾向が強いです。

「こうしなきゃ」という思いが強い人ほど頑張りやすいので要注意です。

「なんか変だな」でもそれが更年期だとは夢にも思わないために、気付かないで頑張ってしまう。

頑張る→我慢するになってる人が多いように感じます。

また、閉経を受け入れられない独身女性もいます。

それまでは独身を謳歌していましたが、肉体的に妊娠する可能性が0になることが見えると、結婚や出産にこだわるのです。

女性ホルモンの数値的には、すでに閉経していても、ピルを飲んで強制的に生理をおこすことを望む人もいます。

不眠の人はネガティブ思考になりやすいです(夜な夜な布団の中で考え事をすることになるから)

更年期症状で人に会うのがおっくうになり、外出しなくなる。するとカラダを動かさずに食べるばかりです。

体重は目に見えて増えて行きます。するとますます負の連鎖に落ちていってしまいます。

負の連鎖:外見の変化が受け入れられない→人に会いたくない→家に引きこもるように

「これまでの生活習慣」のままでは、さらに苦しくなる

raifsutairu

働く時間

若い頃と同じようにしてるとカラダと心が悲鳴をあげてしまいます。早く帰る方法を見つけましょう

食べるもの

頑張ってバリバリ働くキャリアウーマンの方に多いですが、仕事で忙しく、外食が増えたり、コンビニ弁当を続けていませんか?栄養をたっぷりカラダに与えてあげたいところです。

睡眠時間

理想を言えば、今まで以上に質のいい眠りが欲しいところです。更年期になると、不眠になる人が結構います。

更年期だけが理由だとHRT治療で良くなりますが、それでも改善しない場合はストレス源を探して、解消するしかありません。

家庭環境

家族の言動にイライラすることも増えて来るかもしれません。自分の現状を家族に伝えて理解してもらうことが大きな助けになります。

タバコ

エストロゲンの分泌や働きを低下させます。老化を早めますし、更年期障害症状も悪化させます。まさに100害あって1利なしです。

不眠から寝酒をする人もいますが、寝酒は完全に逆効果になります。確かに寝れるのですが睡眠の質が著しく落ちます。

途中で覚醒しやすいですし、カラダがアルコールを分解するためにエネルギーを使うので、カラダは休めない状態になってしまします。

寝る前のスマホ

睡眠はメラトニンという睡眠ホルモンの影響でリズムが作られています。眠くなるのは、メラトニンがしっかり分泌されているからです。

スマホから出るブルーライトを見続けているとこのメラトニンの分泌が妨げられてしまいます。

更年期に入ったサイン

  1. いつもの自分らしくない言動を自分で自覚した時
  2. 今まで楽しかった趣味や遊びに興味がなくなる
  3. 今までに使ってきた化粧品が合わなくなる
  4. 生理が不定期になる
  5. 多汗やのぼせが発生する
  6. イライラが抑えられない
  7. 胸が張って痛くなる
  8. 手足の乾燥がひどくなる(粉をふくほど)
  9. 物忘れがひどくなる

更年期症状は症状が症状を呼ぶ現象が起きやすいために対処が難しい場合があります。例えば不眠一つをとっても

多汗やのぼせで不眠になっているのか?

うつ症状で不眠になっているのか?

わからない場合があります。

多汗とのぼせがきっかけで寝れなくなっていても

寝れない→疲れが取れない→仕事やプライベートで失敗が増える→精神的に落ち込む→寝れないとなってる人がいます。

この人のそもそもの原因は多汗とのぼせです。しかし、現状ではうつのような症状で寝れなくなっています。

この場合あなたはどこへ行きますか?

精神科や心療内科に行くのではないでしょうか?

うつと診断されて、抗うつ剤で楽になるかもしれませんが、多汗とのぼせが治っていないとまた寝れなくなる可能性が高いです。

解決策は受け入れること

以前はできていたことができなくなることを受け入れましょう。

若い頃とは違う対策がいりますし、自分のカラダと相談する必要もあります。
これまでとは違う(変化)を必要としているのです。

違う対策を考えるにしても、自分のカラダに相談するにしても、「自分は更年期かも知れない」と思っているのと思っていないのでは、結果に大きな差が出ます。

もしあなたが最初に更年期を疑えば、まずは婦人科に行きませんか?

しかし、更年期を疑ってなかったら、まずは心療内科に行くかもしれませんし、症状によっては内科や外科・整形外科に行くかもしれません。

その結果、かなり遠回りして苦しむ期間が長くなる可能性があります。

まとめ

人間は必ず年をとります。常に変化し続けているとも言えますね。その変化の幅が大きいのが更年期です。これからの変化を事前に知ることで、受け入れ易くなることは間違いありません。

あなたの更年期が苦しいものではなく、少しでも楽なものになりますように。