【医師監修】NIPT検査できるクリニックの選び方8選!無認定施設はやめた方がいいの?

妊娠をしたけど高齢出産になるから、お腹の子どもに先天異常がないか不安という人もいますよね。できることなら、事前に検査をして問題ないことを確認したいところですが、その検査方法のひとつとして最近注目されているのがNIPTです。

10〜20mlの採血で、安全に子どもの遺伝子を確認できるのがNIPTの特徴ですが、実施できるクリニックも多く、いざ検査を受けるとなるとどこを利用すればいいのか迷ってしまいます。そこで、ここでは自分に最適なNIPTクリニックの選び方について、わかりやすく解説していきます。

NIPTクリニックを選ぶ時の8つのポイント

料金が安くて、検査精度も高く、サポートもしっかりしているクリニックが近所にあればそれが理想なのですが、残念ながらそれらがすべて揃ったクリニックというのはありません。料金が安ければサポートが不足するなど、どのクリニックも足りない部分が必ずあります。

このため、NIPTクリニックを選ぶときには、クリニックの特徴を自分なりにチェックして、自分に適したクリニックであるかどうかを判断しなくてはいけません。そこで、ここではまずクリニックのチェックすべきポイントについて解説していきます。

一般的にNIPTクリニックを選ぶときのチェックポイントは、下記の8点になります。

  1. アクセスしやすいこと
  2. 検査精度が高いこと
  3. 検査項目や検査プランが多いこと
  4. サポートが充実していること
  5. 羊水検査の費用を全額負担してくれること
  6. 料金が適正であること
  7. 実績があること
  8. 検査結果がすぐにわかること

それぞれのポイントについて、どのようなところをチェックすればいいのか、詳しく見ていきましょう。

アクセスしやすいこと

NIPTを受診する妊娠10週目というのは、精神的にも不安定な時期ですので、検査のために長時間移動するというのは心身ともに負担が大きくなってしまいます。このため、NIPTクリニックを選ぶときには、できるだけ自宅や職場から近いところにあるクリニックを選びましょう。

さらに手軽に検査を受けられる下記のようなクリニックもおすすめです。

  • 土日祝日に検査を受けられる
  • 夕方以降の遅い時間も対応している
  • 当日予約ですぐに検査してもらえる

自分のお腹の子どもに問題があったらどうしようと考えると、なかなか検査に踏み切れないという人も多く、躊躇しているうちに検査可能な時期を過ぎてしまうということが珍しくありません。そうならないためにも、近所で手軽に検査を受けられるクリニックがおすすめです。

ちなみにミネルバクリニックのように、オンライン診療に対応しており、全国どこでも検査を受けられるクリニックもあります。近くにクリニックがないという場合には、そのようなサービスの利用も選択肢に入れておきましょう。

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検査精度が高いこと

NIPTでは採血を行って、その血液中の遺伝子をチェックしますが、検査機関や検査方法によって精度が異なります。実際にNIPTの場合には「陽性」という検査結果が出ても、偽陽性の可能性もあるため、本当に陽性なのかを確認するために羊水検査が必要になります。

羊水検査を行った結果、陰性となれば安心ですが、その検査結果が出るまで不安な日々を過ごすことになります。人によっては検査を受けなければ良かったと後悔するかもしれません。そうならないためにも、NIPTはできるだけ検査精度が高いクリニックを選びましょう。

チェックポイントは最新の検査技術を導入しているかどうかですが、素人には検査技術が最新であるかの見極めるのは困難です。そこで陽性適中率や陰性適中率などをホームページでチェックして、十分な精度を有しているクリニックで検査を受けてください。

検査項目や検査プランが多いこと

NIPTの検査としては「13,18,21トリソミー検査」を行うのが一般的ですが、この検査では「パトー症候群・エドワーズ症候群・ダウン症候群」の3つの結果しかわかりません。これだけでも十分だという考え方もありますが、最新のNIPTならさらに細かく検査ができます。

せっかく検査をするなら、できるだけ細かく検査を行って、不安を少しでも解消したいという人もいるかと思います。そのような人は「13,18,21トリソミー検査」以外の検査にも対応しているクリニックを選びましょう。

高額に注意

ただし、検査項目が増えれば増えるほど検査費用が高額になります。あれもこれも知りたいからといって、細かく検査してもらうと、思わぬ高額な出費になってしまうこともあるので気をつけてください。

サポートが充実していること

NIPTクリニックの中には認定遺伝カウンセラーが、NIPTのメリットやデメリットを細かく説明してくれたり、出産するかどうかを親身になって相談に乗ってくれたりするクリニックもありますが、反対に検査結果のみ伝えるだけというクリニックもあります。

どちらのクリニックがいいのかは人によって異なるため、自分がNIPTクリニックに何を求めるのかを明確にして、どちらを選ぶのかを決めましょう。不安が大きく相談しながら進めたいというのであれば、認定遺伝カウンセラーが在籍し、しっかりとサポートしてくれるクリニックがおすすめです。

反対に出産の方針がすでに決まっていて、検査結果だけがわかればいいというのであれば、認定遺伝カウンセラーがいないクリニックでも問題ありません。ただし、実際に陽性だった場合には、方針が決まっていても迷いが生じるものです。

できるだけ、認定遺伝カウンセラーが無料で相談に乗ってくれるクリニックを選びましょう。

羊水検査の費用を全額負担してくれること

NIPTの検査結果が陽性だった場合には、羊水検査を受けることになりますが、クリニックごとに羊水検査の対応や費用が異なります。理想はNIPTの検査を受けたクリニックで、無料の羊水検査を行ってくれることですが、ほとんどのクリニックが羊水検査を別の病院で行います。

このときの検査費用をクリニックがどれだけ負担してくれるかを、チェックしておいてください。

Aクリニック全額負担(上限なし)
Bクリニック全額負担(上限あり)
Cクリニック100%自己負担

おすすめなのはAの全額負担してくれるクリニックですが、羊水検査は一般的に20万円以内で行えますので、上限ありでも上限が20万円となっているなら実質無料で検査を受けられるので、Bのクリニックでも問題ありません。

あまり多くありませんが、100%自己負担になるクリニックもあります。NIPTの検査費用が安くて選んだら羊水検査が自己負担で、結果的に割高になるケースも考えられますので、必ず羊水検査の費用負担がどうなっているのかを確認しておきましょう。

料金が適正であること

NIPTは保険適用外の自由診療ですので、検査にかかる費用はすべて自分で支払う必要があります。悩ましいのは、クリニックごとに料金が異なるという点で、そうなると料金が安いクリニックを選びたくなりますが、料金の安さだけで選ぶのはNGです。

すでにお伝えしましたように、料金が安いクリニックは認定遺伝カウンセラーが在籍していないケースもあります。その場合はしっかりとしたサポートを受けることができず、陽性だった場合に相談することもできません。いくら安くてもそれでは困るという人もいますよね。

単純に料金が高い安いという基準で判断するのではなく、提供してくれるサービスが料金に見合ったものであるかどうかをチェックして、料金が適正であると判断したクリニックをご利用ください。

実績があること

NIPTが注目されているということで、東京を中心にNIPTクリニックが乱立している状態にあります。すでに多くの利用者がいて実績があるクリニックなら問題ありませんが、実績がほとんどないクリニックはできるだけ利用を避けてください。

どうしても実績がないクリニックを利用したい場合には、認定遺伝カウンセラーが在籍しており、サポートもしっかりと受けられることを確認しておきましょう。さらには口コミなどもチェックして、トラブルが起きていないことも確認した上でご利用ください。

検査結果がすぐにわかること

ほとんどのNIPTが海外の検査会社に血液検査をしてもらっている関係で、検査結果が出るのに1週間以上かかります。クリニックによっては2週間程度かかることもあり、それだけ不安な時間を過ごすことになります。

精度の高い検査結果を出すために、ある程度の時間がかかるのは仕方のないことですが、待たされ続けるのは精神的によろしくありません。ストレスを最小限で抑えるためにも、できるだけ検査結果がすぐにわかるクリニックがおすすめです。

理想は最短1週間程度で検査結果がでるクリニックですが、ヒロクリニックのように最短2日で検査結果を出してくれるクリニックもあります。とにかくすぐにでも結果を知りたいという場合には、そのようなスピード対応してくれるクリニックを選びましょう。

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認定施設と無認定施設の違い

NIPTクリニック選びで迷っている人の中には、認定施設と無認定施設のどちらを利用するかで迷っている人もいるかと思います。そこで、ここでは認定施設と無認定施設それぞれの特徴や使い分けするときのポイントについて解説していきます。

認定施設

メリット

・遺伝カウンセリングを受けられる

・安心して検査を受けられる

・羊水検査まで一貫して受けられる

デメリット

・検査項目が13,18,21トリソミー検査のみ

・検査のための制約が多い

・検査費用が高額

・予約をするのが難しい

無認定施設

メリット

・13,18,21トリソミー検査以外の検査も可能

・検査費用が安い

・予約をしやすい

・検査のための制約が少ない

デメリット

・遺伝カウンセリングがしっかり行われない

・検査結果の信頼性にばらつきがある

・アフターフォローがほとんどない施設もある

・羊水検査に対応していないクリニックが多い

認定施設と無認定施設にどのような違いがあるのか、それぞれのメリットとデメリットに分けてリストアップしてみました。

認定施設の魅力は、なんといってもNIPTの説明が丁寧で、アフターフォローも含めて安心して任せられる点にあります。地域の大きな病院が認定施設となっているので、きちんと責任を持って対応してもらえるのもメリットのひとつです。

ただし、検査できる項目が少なく、検査費用も無認定施設と比べると高額。さらに予約をするのが難しく、施設によっては紹介状がないと利用できないケースもあります。さらに夫婦同伴でないとカウンセリングを受けられない施設もあるなど、利用するための条件が厳しいといったデメリットもあります。

それに対して、無認定施設は手軽さが最大のメリットです。料金も安くて、しかも13,18,21トリソミー検査以外の検査も受けられます。この部分だけを考えると、無認定施設のほうが魅力的ですが、無認定施設は施設ごとにサービス内容や検査精度にばらつきがあり、どこに依頼するかがとても重要です。

このように、認定施設と無認定施設には大きな違いがあり、どちらが適しているかは人によって異なります。それぞれどのような人が適しているのかをまとめておくので、迷っている人は参考にしてください。

認定施設が適している人

  • 胎児に染色体異常が起きている可能性が高い人
  • 陽性だった場合にしっかりとサポートしてもらいたい人
  • 医師に相談しながら出産を進めたい人

認定施設は専門医にしっかりとサポートしてもらいながら、正しい情報に基づいて検査したいという人に適しています。料金は無認定施設よりも高いものの、それに見合うだけのサポート体制が整っており、陽性だった場合のアフターフォローもきちんとしているので、安心して利用できます。

無認定施設が適している人

  • できるだけ細かく調べたい人
  • サポートがしっかりしていなくても困らない人
  • 少しでも安く調べたい人
  • すぐにでも検査をしたい人

無認定施設でも認定遺伝カウンセラーが常駐している施設もありますが、対面でのカウンセリングに対応していないケースもあり、サポートという面では認定施設に劣ります。それでも検査費用が安く、予約をするのも簡単で、さらに認定施設よりも細かく検査できます。

このため、陽性だった場合の方針がすでに決まっていて相談することもほとんどない人や、とにかく検査結果を知りたいという人に無認定施設はおすすめです。

まとめ

妊娠してNIPTを受ける人が増加傾向にあり、それに合わせてNIPTクリニックの数も増えています。悩ましいのは、どのクリニックにも一長一短あり「ここで検査を受ければ間違いない」というクリニックがないということです。

このため、100点満点のクリニックを探すのではなく、自分の要望に適したクリニックを見つける必要があります。ここでご紹介した8つのチェックポイントを参考にして、自分が重視するポイントを満たしているNIPTクリニックで検査を受けてください。

また、認定施設にこだわりたい人もいるようですが、認定施設にもメリットだけでなくデメリットもあります。どうしても認定施設でないと困るというのでなければ、クリニック選びの段階では無認定施設も選択肢に入れて検討しましょう。