婦人科医をかかりつけ医にする!生理の病気や悩みを解決してくれる

婦人科医

内診と聞いただけで、恥ずかしさや嫌悪感を思い出して、婦人科に行くことが怖くなってしまっている人がいます。

  1. 内診の捉え方が医師と患者では正反対である
  2. 婦人科医を信頼していない
  3. 医師としっかりコミュニケーションが取れない

婦人科受診をためらう理由は、この3つにあると思います。

コツ①内診の捉え方が医師と患者では正反対である

患者
患者

何故こんな格好をさせられないといけないの?

内診台に乗ると普段の生活では絶対しない姿勢になります。

こんな姿勢で他人に陰部を見せることなんて日常生活ではありえませんからね。妊娠・出産を経験してる人でも、恥ずかしさや怖さは感じると思います。

このように患者さんからすれば、恥ずかしくて怖い内診ですが、医師はどう思っているのでしょうか?

西田先生
西田先生

内診台があるおかげで簡単・確実な診察が出来ます。

しっかり股を開いてもらい、診やすい高さまで上がってくれる状態があるから簡単かつ効果的に診察することができます。

内診の手順

まず腟の内部や子宮頸部を診るために、腟鏡(多くはクスコ式腟鏡)という器具を使います。

出典 :http://www.namiki-mi.co.jp/products/catalog1/

その後、膣の中に入れた指と、お腹の上から押さえるもう片方の手で、子宮や卵巣の大きさや状態を触診していきます。

shikyuu

出展:https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/1070 

触診の後は、必要があれば経膣エコーを入れて子宮や卵巣などの様子を詳しく調べます。

*経膣エコーとは、妊婦さんのお腹に超音波に当てることで胎児の様子を見る機器(腹部エコー)がありますが、それが細長い形になったものです。使うたびに新しいカバーをかけるため、清潔で感染の心配はありません。

カーテンについて

これについては医師によって考え方も様々なので、どちらが良いとは言えません。

ただ、個人的には内診台のカーテンは不要だと思っています。女性同士(女医であれば)ですし、何をしているかわからないと不安ですよね。

西田先生
西田先生

何より、不特定多数の人がカーテンに触れるので不潔になりやすいです。カーテンをやめた方が、処置もしやすく、患者さんの評判は良かったです。

コツ②婦人科医を信頼できるようにする

信頼できるようには、婦人科医をかかりつけ医にすることです。あなたが20歳以上であれば、2年に1回の子宮頚がん検診を少額(税金負担によって)で受けることができます。

*市町村により違いがあります。

一定年齢になると検診無料クーポンも配られます。この検診を上手に利用することで、かかりつけ医を探すことも出来ます。

かかりつけ医とは

困った。どうしようと思った時に真っ先に思い浮かぶ医師のことです。どのような症状でも真っ先に相談できる医師です。

*家の近くに病院があることもポイントです。必要な時はその症状にふさわしい医療機関を紹介してくれます。

女性はこのかかりつけ医を婦人科医にすることを強くオススメします。

検診を利用することで、婦人科医に診てもらう回数が増えていけば、その医師の特性も分かってきます。

もし、自分と合わないと思えば、違う病院に行ってみてください。

患者
患者


「この先生なら任せても大丈夫そう」

と思える人がきっと見つかります。

*「この先生しかいない」と思うと苦しくなります。「他にも選択肢はある」という心構えでいる方が気が楽です。

また、事前に知っておくだけで、要らぬ心配を避けられることがあります。

初めての病院は不安でいっぱい

患者
患者

「どんな病院かな」「どんな先生だろう」

このような思いが頭を巡っているかも知れません。

慣れない環境で、初めての人と会うわけですから緊張するのは当たり前ですよね。

残念ながら経験しないと、この不安は無くなりません。

初診でも、必要な場合は内診をします。例えば、下腹部の痛み、外陰部の痛みや痒み、オリモノの異常、ガン検診、妊娠の確認、などの場合、内診は必要です。

逆に内診をしない場合もあります。問診だけでPMSや更年期症候群などの診断がつく場合は、内診をしないことも多いです。

思春期の女子の場合、内診はなるべく避けたいので、腹部エコーで代用することも多いです。

コツ③医師とコミュニケーションを取る

初診の時に伝える3ポイント

①いつから

できる限り具体的にして下さい。「最近」「この頃」ではなく、「◯月◯日から」「◯日前から」など

②どこが

不調や痛みを感じているところを指で示して伝えましょう!「ここが◯◯なんです」「ここです。ここ!」と指でさし示してください。どんな些細なことでもいいので、不調や不安に思うことは全部言ってくださいね。

③どんな感じ

擬音語で「ズキンズキン」「ピリッと」「ズン」などたとえで「重石を乗せられてるみたい」「刺されているみたい」など擬音語や例えを使うことで伝わりやすくなります。

*症状の始まりが「突然」なのか「徐々に」なのかも伝えてください。

この3点を事前にメモして、直接医師に渡す方法も有効です。メモを見て知りたいことを医師が質問してくれますので、簡単・確実になります。

2回目以降に伝えたい3ポイント

①今日一番解決したいことを決める

これだけは聞いておきたいことを絞っておきましょう。痛みが思ったより、軽くならなくて不満「もっと軽くしたい!」など

②前回言い忘れたこと・聞き忘れこと

小さな不安は、日に日に大きくなってしまうものです。どんな些細なことでもあなたが気になることは全て言ってしまいましょう。

礼儀正しく言えば、しっかり聞いてくれますよ。
*聞いてくれない医師であれば、病院を変えるサインだと思って下さい。

③前回からの変化

症状の変化は、医師が一番知りたいポイントになります。そのため再診の時は必ず聞かれる項目です。

ここで出来るだけ詳細に教えてくれるほど、診療の質は上がります。特に、薬を飲んだ後の変化は重要です。

ただし、いきなり詳細に思い出すのが難しいですよね。

そこでオススメなのが、日々症状の変化をメモすることです。生理やおりものなどに変化があった場合は、スマホで写真を撮っておくのも効果的です。

病院に来てしっかり伝えられるなら、どのようなやり方でも構いません。

まとめ

医師と信頼関係を築くことがポイントです。そのために、かかりつけ医を婦人科医にすることもおススメです。

受診の際は、自分の伝えたいことが伝わり易い工夫(メモや写真など)をすれば、自然とコミュニケーションは活発になっていきます。

自分のことをよく理解している医師の内診なら、不安が和らぐと思いませんか?